いま通っている英語塾のレベルが高すぎて、ついていけません。文法をちゃんと理解している人が通うような塾です。

ご自分に合った英語塾に変えるべきだと思います。

おっしゃる通りレベルが高く、基礎的、標準的な文法が理解できていることが前提の英語塾のようです。

このまま通い続けても英語が分かるようになることはなく、ますますついて行かれなくなり、英語に苦手意識を持ったり英語嫌いになってしまったりする可能性もあります。一度そうなると、それを払拭することがなかなか難しくなります。早く手を打った方がよいかもしれません。

お子さまの現状について

英語は積み重ねの教科です。1ができて2に進み、2ができてから3に進む。1からいきなり3に飛ぶことはできません。

お子さまの現状は、1、2ができていないのに3や4をしようとしているのではないかと推察します。これは無理なことです。いま必要なのは、まず1、2ができるようになることです。

難しいことをする必要はない

いま通っている英語塾の「レベルが高い」からと言って、そこで本当に価値のある英語を学べているとは限らないし、その英語塾について行かれない自分はダメだと思う必要もまったくありません。

英語は言葉なので、難しいことができるから良い、高度な文法問題が解けたり難解な英文が読めたりするのがすごい、というわけでは必ずしもないのです。本来、自分の身の丈に合った英語力で、自分を表現したり相手を理解したり、自分に必要なことができればそれで十分なのです。

英語を学ぶ際、基礎がしっかりできていればまだいいのですが、難易度の高いことや発展的なことばかりに取り組むことが「レベルが高い」英語学習だと考えるのは本質からずれていると言えます。そのような考え方をする英語教育者や親御さんを、これまで多く見てきました。

基礎が大切

何事も同じですが、英語も基礎が最も大切です。基礎がなく英語ができるようになることは絶対にありません。

周囲が難しいことをやっているからと言って、あせる必要はありません。自分が、今まで分からなかった英語が分かる、理解できる、進歩の実感があるということが何より大切です。それがある限り、学習を続けるうちに必ず学力は向上し、いずれ高い目標に到達することも可能になります。

自分に合った英語塾の見つけ方

基礎力をしっかりつけてくれる英語塾、理解していないところがどこか見極め、分かるところから教えてくれる先生を見つける必要があります。良い英語教師であれば、弱点を見つけて補強し、さらに伸ばしてくれるでしょう。そして、英語に興味を持たせてくれるはずです。

インターネットでリサーチし、「これ」と思った英語塾の体験授業をいくつか受けてみるのがよいと思います。住んでいる地域に良い英語塾がなければ、オンライン英語塾を検討する選択肢もあります。

英語塾を選ぶ際のポイントは・・・

個別指導

英語が分からなくなってしまった、苦手だ、基礎ができていないという自覚があるのなら、個々に合わせて教えてくれる個別指導塾を選びます。ただし、大手個別指導塾はほとんどの講師が学生アルバイトなのでお勧めしません。

プロ教師

個別指導にするなら、学生アルバイトではなくプロ教師がよいでしょう。学生アルバイトが決して悪いわけではありませんが、指導力ではやはりプロ教師と大きな差があります。ただし、プロ教師は授業料が高額な傾向があり、またプロ教師だからといって必ずしも自分に合った指導をしてくれるとも限りません。

地域に根差した個人の英語塾

いちばんお勧めするのが、地域に根差した個人経営の英語塾です。長年その地域で支持を得ているので、良い教室、良い先生である可能性が高いです。力のある少し職人気質の塾長が、一人で教えているようなところがよいと思います。

良い教室、良い先生とは出会いが大切です。十分にリサーチし、「この先生いいな、教わりたいな」という直感が働くようなところを選んでください。

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