中学生の英語塾での学び方について。英語が得意になって英検2級を取りたいです。どんな塾がよいでしょうか?

英語が本当に得意になりたいのなら、英語の専門塾である英語塾か、英会話スクールや英語教室で、日本人の先生が文法、読解や英検を教えるクラスがあるところをおすすめします。

いろいろな英語塾や英会話スクール、英語教室がありますが、大事なのは英語に精通している日本人のプロ教師がいるかどうかです。そういう先生がいるところは専門性が高く、本質的な英語を教えてくれる可能性が高いです。

逆に、複数教科を教える一般的な学習塾はお勧めしません。なぜなら、そうした学習塾の教師は受験のプロかもしれませんが、英語のプロではないからです。学校の試験や受験で点を取るための、表面的な指導しか受けられないことが多いです。

どのような先生がよい?

それでは、英語に精通した日本人教師の中でもどういう先生がよいか、ポイントをあげて詳しく説明します。

  1. 基礎を重視する
  2. 文法をおろそかにしない
  3. 英文読解の解説が詳しい
  4. 音声活動の時間を設ける
  5. 教え方が上手くて分かりやすい
  6. 人間的に魅力がある

1. 基礎を重視する

まず言えるのは、基礎を重視して、しっかり教えてくれる先生がよいということです。何ごとも基礎が大切なのは今さら言うに及びませんが、とくに英語は積み重ねが重要なので、基礎力を確実に積み上げてくれる先生を見つけてください。

逆に注意しないといけないのは、英検の級を次々に取らせる指導をする先生です。英検はマーク式で、かなりの程度、カンで正答を出すことができ(カンも実力のうちではあるものの)、自分では失敗したと思ってもギリギリで合格するということがよくあります。しかし、その場合は本当の実力があるとは言えません。基礎力を着々と向上させ、生徒が十分な力を蓄えたところで英検を受験させるという、正攻法の指導をする先生だと信頼できます。

2. 文法をおろそかにしない

文法をおろそかにしないで、じっくりと教えてくれるという点も重要です。ひと昔前の、文法偏重の英語教育に対する反動なのか、文法をないがしろにする英語指導が散見されます。文法は語学を勉強する上で非常に大事なので、軽視することなく丁寧に教えてくれる先生が望ましいです。

3. 英文読解の解説が詳しい

よい先生は、基礎や文法に加えて、英文読解にも力を入れて教えてくれます。読んで訳すだけ、あるいはさっと読んで大意をつかむだけのような表面的な指導ではなく、文章を詳しく解説し十分に理解させてくれます。そのような先生に教われば、英文読解を通じて英語の理解をさらに深めることができます。

4. 音声活動の時間を設ける

先生が音声活動の時間を設けてくれるかどうかもポイントです。音声活動というのは英語を聞いたり声に出す活動のことで、例えば単語を発音しながら覚えたり、音読やシャドウイングなどをしたりするということですね。

音声活動はとても重要で、常に音声をともなった英語学習することで、自然な英語の発音やリズム、リスニング力などを身につけることができます。英語は言葉、音ありきですので、音を除外して英語を学ぶことなど本来あり得ないのです。したがって、音声活動を指導に取り入れているかどうかも、先生を選ぶ際の判断基準になります。

5. 教え方が上手くて分かりやすい

言うまでもありませんが、分かりやすく教えてくれる先生がよい先生です。先生によって、分かりやすく教える能力の差は大きく異なります。教え方のうまい先生なら、習っていて「よく分かるな」と実感させてくれるはずです。

6. 人間的に魅力がある

最後にお伝えしたいのは、教え方だけでなく、先生の人柄、先生との相性も英語の上達には大きく関わってくるということです。これは英語に限らず、何かを教わる場合すべてに当てはまります。「この先生いいな、教わりたいな」という気持ちがあるからこそ、その先生の指導を受けて向上していくわけです。

また、そういう先生であれば、学ぶ対象に興味を持たせてくれます。先生を通じて英語に興味が湧き、それによって一生懸命取り組むようになり、英語ができるようになるのです。ぜひ、人として魅力的な先生を見つけてください。

まとめ

英語を深く学びたいのならば、英語専門の英語塾か、英会話スクールや英語教室で日本人の先生がいるところを選びましょう。先生が英語に精通した、英語のプロであることがポイントです。基礎を大切にしながら文法や読解もしっかり教えてくれ、音声活動も取り入れた本質的な英語指導をしてくれるところを探しましょう。何より、「この先生、いいな」と思える先生に出会うことが大切です。

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