理系の高校2年生ですが、英文法が全くできません。受験のためにどのような塾に通うのが良いでしょうか?

基礎の英文法から教えてくれる塾がよいでしょう。

英文法は大切です。英文法は英語理解のベース、それができずに受験で成功することはありません。

英文法ができていない自覚があり、そこから勉強しようとしているということは、英文法の大切さに気づいたということです。英語の受験勉強を、英文法を皮切りにスタートしようというのは良いことです。

英文法をすべて塾で教わる必要はない

英文法は積み重ねて理解していくものです。中学文法ができているから高校文法が理解でき、受験文法に対処できるようになるのです。したがって場合によっては中学1年生にさかのぼってやり直しをする必要があります。

しかし、必ずしも塾ですべて教わる必要はありません。できるところまで独学してみてはどうでしょうか?特に中学生の文法くらいは独学できる可能性があります。自分ではできないところから塾で教わってはどうかと思います。

英文法の独学方法

中学英文法の独学の仕方は、まず書店で中学文法の問題集を買うことから始めます。

「30日で中学文法を総ざらい」とか、「これ一冊で中学文法がわかる」のようなものはお勧めしません。内容が薄すぎ不十分だからです。

現役の中学生がじっくり取り組む、それなりのボリュームがあるものがよいでしょう。そうかと言って、参考書のような分厚いものはダメです。詳しすぎてやり切れないし、必要もありません。

演習問題は基礎、標準を中心に多すぎず少なすぎず、何度か繰り返すのにちょうどよさそうなものを選びます。英文法の基礎を理解することが目的なので、発展問題には手を出さないこと。問題集自体も基礎、標準レベルのものを選ぶことがポイントです。

文法の解説をじっくり読んで理解し、覚えるべきものは覚えてから演習問題を解きます。答えのセンテンスを数回音読すると、英語が頭に染み込むのでお勧めの方法です。

演習問題を何度か繰り返し、90%以上正答できて、「もう大丈夫」という感覚が得られたらその単元はOKです。紙の問題集でなく、映像授業を利用してもよいでしょう。この場合も、何度も視聴して理解し、演習問題を繰り返すこと。演習問題が付いているものを選んでください。

独学と塾のハイブリッドで英文法を勉強する

この方法で、自力でできるところまでやって、難しくなってきたあたりから塾で教わってはどうでしょうか。

たとえば中学2年の文法までは自力、高校文法は塾、中学3年の文法は自力+分からない部分を塾、などということもできます。

現在、高2ということなので受験まであまり時間がありませんが、できるところを自力でやれば、時間を大きく節約できます。

自分に最適な学習プログラムを作ってくれる塾を選ぶ

私(鶴岡)の教室では、学び直しの必要がある生徒にはこのような方法を取ることが多いです。

一からすべて塾で教わっていては時間がかかり過ぎて受験に間に合いません。理系ならば、英語にかけられる時間はなおさら限られます。

塾へ通うなら、こういう合理的で効率のよいやり方を提案してくれるところ、自分に合わせて最適な学習プログラムを臨機応変に作ってくれるような塾を選ぶのがよいと思います。この場合、個別指導かマンツーマン指導の塾になるでしょう。

また、英語の受験勉強をするにあたってまず英文法を理解することは不可欠ですが、それだけではもちろん不十分です。受験問題の大半は読解なので、読解にも取り組まなくてはなりません。

英文法と読解の両方を塾で勉強するのはとても時間がかかります。そのあたりの兼ね合いも含め、指導方針と指導方法を体験授業の際よく確認し、自分で納得がいく塾を選ぶことをお勧めします。

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